if design project~茨城未来デザインプロジェクト~DAY2-3:講義+企画ワークショップ
DAY1の記事はこちら。
9月のフィールドワークから1ヶ月後、いよいよ企業や地域の課題解決の提案を皆でディスカッションするフェーズ、DAY2、3が10月と11月に開催されました。
場所は、東京・神田にあるthe Cというシェア型複合施設。
9月に実際に現地に行って、見て、雰囲気を感じ、そしてパートナー企業の方々からお話しいただいた課題や想いをギュッと胸にチームメンバーで企画を行う大事な2回です!
DAY2:パートナー企業への提案を一気につくってみる
10月に行ったDAY2の目標は「パートナー企業への提案を一気につくってみる」。
実際の現地を見た中での、魅力や課題の整理等を行い、その企業及び地域にインパクトをもたらせるようなプランを、「スポーツ×地域」「食×地域」「山×地域」の3チームに分かれ、みんなで力を合わせてアイデアソンをしました。
また、チームでアイデアソンをするだけではありません。
企画の合間には、今後企画を考える上で、抑えておくべきことを講義から学ぶ時間も!
DAY2で行ったのは、
茨城の地方銀行・常陽銀行様から「銀行目線からみる事業計画のつくり方」
そして、カナリアというクリエイティブエージェンシーの代表を務め、これまでも天然水の「い・ろ・は・す」や化粧品の「FLOWFUSHI」等を手掛ける徳田祐司さんから「ブランディングやコンセプトのつくり方」
について、講義を行っていただきました。
参加者にとっては、今後の企画づくりにおいて、いろいろと刺激を受けた学びの多い講義でした。
DAY3:「自分たちが関わるなら」という自分軸で提案を考えてみる
11月に行ったDAY3の目標は「「自分たちが関わるなら」という自分軸で提案を精査する」
今回のプロジェクトの肝は、単純に企業へ自分たちの提案をして、そこで終わり!というプロジェクトではなく、
「自分たちが関わる」ということを軸に、企画を提案してもらうことで、最終発表以後も、今回のif design project参加者とパートナー企業ひいてはその地域との関係性を継続的に築いていくことを目指すプロジェクトです。
「自分たちが関わる」という軸になると、とたんに考えないといけない、ヒトやカネの問題。
その企画は誰が、どうやるのか。その費用はどうするのか。
ただの夢物語に終わらせらない提案を行うにはどうすればよいのか。
首都圏で働く、さまざまなバックグラウンドを持つ、参加者が本気で悩み、ブレストを行っていきます。
そんな中で、DAY3にも講義の時間を設けました。
まずは、実際に千葉県の金谷に移住をし、KANAYA BASEという場づくりを自ら行い、プロジェクトを動かしていった経験のある金子愛さんから「自分事として地域に関わるには」について、
また、新潟・越後妻有で農業をしながら女子プロサッカーチームをつくろうと、プロデューサーとして地域に関わり続ける坂口淳さんから「地域に新たなプロジェクトを根付かせるためのプロセスや考え方」について、
講義を行っていただきました。
地域への実践的な関わりを通じたリアルな経験談は、参加者に深く刻み込まれたのではないでしょうか?
DAY4までの道のり
9月のDAY1フィールドワークからはじまり、怒涛のように駆け抜けてきたif design projectですが、DAY4の最終発表に至るまでには、DAY1~3の回だけでなく、自主的に平日夜や休日に集まり、企画を練っていたり、何回も自主的に現地に足を運び、地元の方へヒアリングを行ったりもしていました。
・ゆくゆく移住したいから、今のうちに茨城でプロジェクトをつくっておきたい
・本業とは別に地方でプロジェクトを立ち上げる経験をしたい
・さまざまな課題を抱える地方で自分の経験を活かしたい
いろいろな想いがある参加者でしたが、共通することは「自身の経験を地方(茨城)に何かしら役立てたい」という熱い想い。
そんな彼らがどんな提案を行うのか。
DAY4の最終発表が楽しみです!
(DAY4のレポートはこちらから)