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if design project~茨城未来デザインプロジェクト~開催!DAY1:フィールドワークをしてきました!

2018年9月15日。

ついに茨城県初の取組み。フィールドワーク+講義+ワークショップによる実践型デザインプロジェクトとして、if design project~茨城未来デザインプロジェクト~がはじまりました。

約3か月間のプログラムを通して、日本を、茨城を、地域を良くしようと活動を続ける地元企業3社(パートナー企業)のリアルな企業課題や茨城の魅力について、フィールドワークを通して学び、異なるバックグラウンドを持つ30名の受講生たちと共に、課題解決の企画を行っていきます。

今回は、大事な初回ということで、テーマとなっている3つの地域・企業をそれぞれのチームに分かれ、フィールドワーク!

ソトモノの視点で、対象となる地域や企業の魅力・課題について、実際に行って、見て、学んできました。

↓フィールドワーク出発前、オリエンテーションの様子@the C

「テーマ:スポーツ×地域」チームは城里町へ

テーマの1つである「スポーツ×地域」。

今回のプロジェクト期間で、廃校を活用したクラブハウスやスポーツを軸とした地方創生プランを企画していきます。

こちらのチームは、パートナー企業であるサッカーJ2のクラブチーム、水戸ホーリーホックの廃校を利用したクラブハウス「アツマーレ」のある城里町へ行きました。

※水戸ホーリーホックがどんなチームかはこちらの記事をご覧ください。

 

城里町で訪れたのは、もちろん水戸ホーリーホックの本拠地「アツマーレ」。

水戸ホーリーホックのクラブスタッフである市原さんのお話を皆さん真剣に、鋭い視点で質問を入れながら、お話しを伺い、クラブハウスに転用された学校を見学しました。

「アツマーレ」の見学後は、その周辺にある公営キャンプ場としては、全国でも有数の集客を誇る「ふれあいの里」。そして、様々なコトを起こして、子供からお年寄りまで多世代に愛される「ホロルの湯」を見学しました。

まちの資源や魅力に少しでも触れてもらことで、今後水戸ホーリーホックが、アツマーレを拠点に、地域で何ができるかを考える材料の種を見つけ出す、フィールドワークを行いました。

 

「テーマ:食×地域」チームは笠間市へ

2つ目のテーマは、「食×地域」。

栗の生産量日本一を誇る茨城県の中でも有数の産地、笠間市。

今回、「「笠間の栗」の地域ブランド確立へ。総合的なブランディング案を企画」ということで、デザイナー・クリエイターが多い受講生の方々と、パートナー企業である栗の生産・販売を行う企業「あいきマロン」がある笠間市へ行ってきました!

※あいきマロンがどんな企業かは、こちらの記事をご覧ください。

 

笠間市では、まずはパートナー企業であるあいきマロンさんのお店へ。

社長の西野さんから、笠間市の栗に関する魅力や課題をお話しいただいたあと、実際に栗農園に行きました。

栗農園では、実際に栗拾いも行い、予想以上に大きい栗を見て、参加者一同、驚嘆!栽培をしている堀田さんから栗の想いがあふれる栽培方法についてもレクチャーがあり、西野さんや堀田さんのお人柄にほれ込んだ栗チームでした。

続いて、市町村統廃合があり、広大の笠間市の中でも、陶器で有名な「笠間焼」の雰囲気が味わえるエリア散策を行いました。笠間市芸術の森公園や稲荷神社周辺の商店街の散策などを行いました。

今後はエリアによって街の様子が随分わかれる笠間市の地域特性なども配慮しながら、「栗の産地であることを如何に伝えるか」について、みんなでアイデアを出していくことになります。

「テーマ:山×地域」チームはつくば市へ

3つ目のテーマは、「山×地域」。

関東平野唯一の百名山である筑波山ですが、この山に観光によらない、新たな人の流れを作り込むための誘引策を企画していきます。

このチームが行ったのはもちろん筑波山!そしてその裾野に広がる歴史的な街を散策してきました。

 

筑波山に着き、まず向かったのは筑波山神社!そして、そのあとに今回のパートナー企業でもある日升庵さんに行きました!

日升庵さんは、筑波山に新規にカフェを開業して、4年目!おせんべいの手焼き体験等の体験型コンテンツに力を入れたり、このエリアではどこにも売っていないボリューミーなハンバーガー等を売っているほか、筑波山エリアの観光案内所としての機能もあるお店です。

日升庵のオーナーである野掘さんから、美味しいハンバーガーをいただきながら、筑波山における想いや課題感をお話しいただきました。

※日升庵がどんな企業かは、こちらの記事をご覧ください。

そして、日升庵で一度お話を伺った後、筑波山山頂へ!あいにくあまりすぐれない天気ではありましたが、関東平野が一望できる山頂に、参加者一同、感嘆の念を抱いていました!

山頂から戻ると、今度は歴史的な街並みが広がるつくば道エリアへ!

このエリアの街並みはとても雰囲気が良いため、この山を知っている方は、つくば山頂を目指さず、裾野からつくば道を通って、中腹に着いたら、バスに乗って帰る。そんな方もいるとのこと。

さまざまなポテンシャルを持つ筑波山。このエリアにどんな仕掛けで人を呼び込んでいこうか・・・そんなことに頭を悩ませながら、山を巡ったフィールドワークでした。

 

3チーム合同での懇親会

最後は、各チームつくば駅周辺に集結し、3チーム合同での懇親会を行いました。

チーム全員が集まるまでの時間で、さっそく企画ブレストをはじめるチームが現れるなど、早くもアイデアがあふれまくるチームも!

全チームが集まると、全体で乾杯!

その後は、各チーム、どんな地域を回っていったのか、全体発表や、チーム、講師、受講生の垣根を越えての交流を楽しみました。

茨城県に初めて行くという方、改めて地元の良いところ、悪いところを見つめなおした方、子供のときに行った以来、久しぶりに対象地域に訪れた方、などさまざまな方がいらっしゃいましたが、どの方も1日に様々な情報を現地の人やモノ、場所に刺激を受けて、情報過多だった1日。

 

この情報を次のDAY2に向けて、改めてチームで整理しなおし、実際の企画ワークショップのフェーズに移ることになります。早速、次回のDAY2に向けて、作戦会議の日程を決めるチームもちらほら。

今後の提案が楽しみになった、そんな1日目のフィールドワークでした!