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大洗を刺激的な町にする取組み、Create Owaraiのスペシャルサポーター「大洗カオス」とは!?

 

Photo by 黒崎健一


今年で第4期を迎えるif design project。

2021年12月現在、絶賛第4期を進行中ではあります(2022年1月30日が公開プレゼンテーション!)が、その傍らで、第3期までの参加者も、茨城へ移住する方、茨城で副業をされる方、そして、まだまだプロジェクトの実行を行うチーム等、様々なかかわりを続けている方々がおります。

2019年に第2期として開催されたif design projectのテーマの1つ「海×地域」@大洗で生まれた「大洗カオス」というチームもその1つ。

第2期が終わってから、およそ2年が経ちますが、コロナ禍の中でも地道に大洗との関わりを続けています。

今回はそんな「大洗カオス」がこれまでやってきたこと、そしてこれからやろうと思っていることにフォーカスを当てて、レポートします!

地域への拡がりを見せつつある大洗カオスのこれまでの活動

大洗カオスは多種多様なバックグラウンドを持つメンバー7人で構成され、if design project以後も、約2週間に一度はオンラインMTG等、皆が会話する時間を設け、今なお活動を続けています。

メンバーのうちの1人、平間さん(通称あんちゃん)は、既に大洗へ移住。東京をはじめ、他の地域に住んでいるメンバーとの橋渡し役となりながら、活動を続けていっています。

インタビューに応じてくれた大洗カオスの一部メンバー。左から益田さん(通称ハリー)、飯島さん(通称かずし)、平間さん(通称あんちゃん)、PCから参加は西潟さん(通称よいこ)


大洗カオスが、この2年間で行ってきた活動は多岐にわたります。

1つはメディア制作。

自身の活動や想いを伝えるWEBを自分たちでデザイン・コーディングし、制作すると共に、「文化と文化、人と人たちが交わる、自分の知らない世界が垣間見える」という大洗カオスのビジョンやミッションを大切にし、自分たち以外の多様な視点を取り入れるために、大洗でやりたいアイデアも募集しています。

ここから大洗カオスのメンバーが「カオスな」アイデアに昇華させてくれることもあるそうなので、ぜひご覧になってみてください!

https://oaraichaos.com/

また、if design projectの繋がりから、県内の私立中学校へ授業をする機会もありました。

単純な座学や受け身の授業から脱却し、生徒自らが探求していく学習を求めている中学校が大洗での合宿を検討している中で、if design projectのことや大洗カオスのことを知り、if design project運営事務局にお問い合わせがあり、授業が実現!

外部の人材である大洗カオスチームが、どんな提案をしたのか、どう地域を捉えたのか、合宿前にレクチャーしてほしいということで、チームメンバーの1人が代表して授業を行いました。

大洗カオスメンバーが中学生たちに授業を行っている様子


そして、当初は自主的な活動も多くありましたが、メンバーの1人あんちゃんが大洗へ移住し、大洗駅の観光情報交流センター「うみまちテラス」で働くようになってから、大洗町役場や大洗観光おもてなし推進協議会など、地域の団体等とも連携しはじめ、「大洗カオス」の活動が更に加速することに。

大洗の高校生のみで組織するボランティア団体、大洗町高校生会がうみまちテラスと一緒に大洗のPR動画をつくることになった際も、大洗カオスが外部の団体として、動画制作に協力し、「外部から見た大洗の魅力」や「動画自体の見せ方」をアドバイスしたり、他の団体が行う海でのSUPイベントと合わせて、「現代版潮湯治」と称したテントサウナを出店したりと、様々な活動に助っ人として呼ばれることも出てきているようです。

明治以降から潮湯治として盛んな大洗のビーチで、現代版潮湯治と称し、テントサウナを企画する大洗カオス


また、今年度は大洗の移動を解決しようということで、「トゥクトゥクを大洗に走らせる」企画を大洗町役場へ提案。ぜひ一緒にやろうということで、国の補助事業に申請したそう。

結果としては補助事業は採択されなかったようですが、この企画をしていく中で、様々な茨城県内のトゥクトゥク事業者にヒアリングした流れで、協力してくれる事業者を見つけ、試行実験として、トゥクトゥクの1日試乗体験会を大洗で開催しました。

こういった活動を通して、大洗町や様々な団体から「大洗カオス」を認識してもらっており、相談をいただくことが増えているみたいです。

トゥクトゥクの1日試乗体験の様子


そんな中、現在新たな取り組みを大洗カオスでは実施しようとしています!

Create Owaraiの企画・実施(12/24まで募集中!)

大洗観光おもてなし推進協議会が主催する大洗版のif design projectのような取組みが、現在絶賛募集中なのですが、こちらの運営事務局(スペシャルサポーター)を大洗カオスが担っています。

【参加者募集中!】Create Owarai 〜笑顔をつくる遊び創りワークショップ〜 | 大洗観光協会公式ホームページ (oarai-info.jp)

元々のきっかけは、大洗へ移住したあんちゃんが、「大洗カオスのメンバーのような刺激的な人が集まり、ワクワクすることが生まれ続ける町にもっともっとしていきたい」といった想いから企画を行い、実現に至ったそう。

茨城全土を対象としたif design projectより、大洗という町に特化し、「酒蔵・砂浜・キャンプ場」という3つのテーマについて考え、最終的にイベントを企画・開催するワークショップになっています。

ゴールがイベントの企画・開催という明確なゴール設定の中で、DAY1~5のプログラムを通して、チームでアイデアを考え、DAY6にイベント開催をしていくことになります。

既に募集ははじまっており、県内・県外、茨城県出身、県外出身関わらず、多様な方がすでに応募してくださっているそうです。

ご興味ある方は、12月24日まで募集を行っていますので、ぜひご応募ください!

▼応募はこちらから

【参加者募集中!】Create Owarai 〜笑顔をつくる遊び創りワークショップ〜 | 大洗観光協会公式ホームページ (oarai-info.jp)

さて、ここまで様々な活動を行っている大洗カオス。

2年間継続して活動が続けられている秘訣はあるのでしょうか?聞いてみました。

現地のコーディネート力×東京からのサポート・コミット力

まず、最も大きいのは、メンバーの1人あんちゃんが移住したこと。

これがとても大きく、あんちゃんの言葉を通して、「現地の温度感や大洗カオスへの感触がわかり、それが原動力になっているし、前向きに取り組むことができている」と、各メンバー共に口をそろえて言います。

一方で、現地側のあんちゃんからは、

「こちらから投げかけた課題や問いにちゃんと反応してくれるし、楽しんでくれる。メンバーのコミット力と熱意があるから、とてもやりやすい」

といったお話も聞けました。

今なお隔週でオンラインMTGを実施し、Slackでも毎日のようにやり取りをし、コミュニケーションをとっている大洗カオス。毎回議題とゴールを明確にし、効率よくミーティングを進めつつ、近況報告もし、楽しみながらプロジェクトを回している印象がありました。

また、ここでの活動やメンバーの考え方自体が、本業の仕事にも生かされる場面があるということもお話されており、様々な背景のある方々同士が、お互いに刺激し合いながら、プロジェクトを進めていっている様子がうかがえました。

実際に、大洗カオスでの活動をブーストさせるために、新たな資格を取得した方もいるそう。

地元側に根付くメンバー、東京圏から活動にコミットするメンバー、双方の刺激のし合いがここまで活動を続け、今なお拡がりを見せている要因なのかなと思いました。

ひとりひとりの個性をもっと引き出して、活動していきたい

今後は、まずは絶賛募集中のCreate Owaraiの企画運営をしながらも、大洗の観光づくりにおいても色々と問合せがあり、大洗カオスとして関わっていく計画があり、絶賛進行中だそうです。

また、これまではイベント中心での動きだったなかで、それだけでとどまらない場づくりやコミュニティづくりを大洗の中で行っていきたいとの想いもあり、今後の活動も楽しみになるような、お話をお伺いできました。

大洗という舞台を盛り上げながら、自分たち自身の自己実現や成長にもつなげ、活動を続ける大洗カオス。今後の大洗カオスの活動も楽しみです!

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