初の試み!if design project ver.2DAYs in阿字ヶ浦開催!
様々な背景を持つ東京圏を中心とした参加者と地域の課題解決の提案を共創する取組みif design project。関係人口創出のプロジェクトの一環でもあります。
このif design projectは、通常約3ヵ月のプログラム期間をかけて行われる取組みですが、定員の倍以上の応募者がいる一方、「3ヵ月のスケジュールがどうしても合わずに断念」された方も多いこと、関係人口創出という趣旨のため、茨城県内在住の方の参加が難しいことから、「東京圏の地方に想いのあるプレイヤー」と「茨城県内にお住いの地域に想いのあるプレイヤー」の接点の場として、2日間限定で開催しました!
対象エリアは、ひたちなか市にある阿字ヶ浦。
80年代には日本一の海水浴客数を誇った海でしたが、現在は海水浴客数が激減しているこのエリアで「阿字ヶ浦の海を活用した新しいコト・サービスを企画する〜100年続く阿字ヶ浦の海の未来とは〜」というテーマでif design projectを実施しました。
通常のif design projectと同じく、
・フィールドワークを通して、地域の理解を深める
・様々な分野でご活躍されるメンター(特別講師)から学びを得る
・様々な背景の方と課題解決の提案を共創する
という3本の軸は崩さずに、プログラムを実施。
メンターには、同じく神奈川県大磯町という海のある町で、様々なコトを仕掛ける原大祐さんにお越しいただきました。
参考記事:https://paddler-shonan.com/paddler/mr-daisuke-hara/
そんなプログラムの一端を今回ご紹介します!
ひたちなか市をフィールドワーク!
当日の朝まであいにくの空模様でしたが、JR常磐線勝田駅への集合時間であった9時半ごろには雨も止み、バスにてフィールドワークへ出発しました!
フィールドワークの手始めに、阿字ヶ浦の海周りにある、集客施設でもある
・おさかな市場
・ひたち海浜公園
・海浜公園周りのショッピングセンター街
を散策。
東京圏からの参加者は、おさかな市場で大興奮
ここからは、阿字ヶ浦の海を「カリフォルニアの海のように明るく自由な空間に生まれ変わらせる」をビジョンに掲げ、活動を続けるイバフォルニアメンバーの皆様にお越しいただき、周辺の街並みを散策しました。
参考記事:イバフォルニア・プロジェクト https://iju-ibaraki.jp/feature/things/2930.html
昼過ぎから講義や企画ディスカッション!
約3時間の駆け足のフィールドワークが終わり、阿字ヶ浦クラブへ!
お昼ご飯を皆で食べた後はすぐにメンターである原さんからの講義がはじまりました。
自身が大磯町で仕掛けている海や町での取り組みやそこで得られた知見を惜しげもなく、レクチャーいただきました。
講義終了後、今度はすぐさまディスカッション!
その日見てきた阿字ヶ浦の魅力や課題の整理、可能性、そして100年続く海の町とはどんな町なのか?将来ビジョンをイメージしながら、自分たちのアイデアを練り上げていきます。
1日目を締めくくる最後はショートプレゼンということで、各チーム模造紙にアイデアをまとめて、発表!メンターの原さんからフィードバックを受けます。
1泊2日ということで、東京圏からの参加者等は、そのまま阿字ヶ浦クラブに宿泊。夜は参加者同士の懇親を深めていました。
ビーチクリーンからはじまる朝
1泊を共にし、すっかり仲が深まった参加者たち。
台風の影響で荒れていた砂浜を朝早起きして、有志のメンバーでビーチクリーンを行いました。こちらは特にプログラムに組み込まれていたものではなく、参加者の声から実現!
「ビーチクリーンをはじめてやったけど、気持ちいい」
「朝に海で良いことするというだけで、1つのコンテンツになりそう」
など、提案に繋がるような気づきも、それぞれ得ていたようでした。
2日目は、15時から公開プレゼンテーションということだけ決まっており、それ以外はフリーディスカッション!
提案の裏付けをとるために、海にいる人にインタビューにいったり、浜辺でミーティングをしてみたり、それぞれのチームで思い思いにすごし、提案内容を詰めていきました。
発表時間間近になると、さすがに全チーム阿字ヶ浦クラブへ戻り、役割分担をしながら、提案資料をまとめていきます。
最後は各チーム、前に出て、約7分間のプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーション時には、ご案内いただいたイバフォルニアの方々はじめ、ひたちなか市役所の方や阿字ヶ浦周辺に住まわれている方々等にも駆けつけていただきました。
1泊2日ということで、とても濃密で、怒涛に走り抜けた2日間。
通常、こんなに2日間で仲良くなることがないというくらいに、参加者同士の繋がりもつくられ、実際にこのプログラムが終わった後でも、茨城に頻繁に通うようになった参加者やイバフォルニアメンバーの企画をお手伝いする参加者も。
if design projectでは、地域に潜在する魅力を発掘し、企画に落とし込むことや課題解決の提案を共創することで、参加者同士の横の繋がりや茨城県内の地域との繋がりをつくり、茨城で活動やチャレンジを行う関係人口を増やしていく取り組みを今後も続けていきます。
12月15日には東京で3ヵ月かけて行う通常のif design projectの公開プレゼンテーションも実施されます。ぜひ、こちらもチェックしてみてください。